美味しい水が飲める日本を離れ、違う国にたどり着いたとき、
「この国の水道の水は飲めるのかな」という疑問はきっと誰しもに舞い降りてくるものなのではないでしょうか。
イギリス、ロンドンの水道水は美味しいのでしょうか???
ロンドンの飲用水について、まとめてみました。
ロンドンの水は美味しいの?我が家の水事情
右も左もわからないイギリス生活は、まずは「水」から始まりました(笑)
日本からやってきて手持ちの水を飲み干したら、気になるのが水道の水です。
えーと、次の水分補給はどこからしようか???
「ロンドンのお水って飲めるの?」
それから数日はなんとなくペットボトルの水を飲んで過ごしたのですが、
ダースで買った水なんて、ガブガブ飲んだら目に見えて減っていくんですよね。
まして、コーヒーを入れるためのお湯を沸かすときも、
手作りカレーにもなんの躊躇もなくそのミネラルウォーターを使っていれば
あっという間に空のペットボトルの山。
飲んでいたのはBuxton Natural Mineral Water Still 6 X 1.5Ltr。
お値段だいたい£2.80、約420円。(1£=150円換算)
※2021年3月現在、TESCOスーパー店頭確認価格。
(アマゾンなどだともう少し安く、£2.5くらいで買えそうです。)
美味しいですよ、クセもなく普通のお水。
いわゆる日本で飲んでいたものとほぼ同じ味です。
ペットボトルミネラルウォーター派なら、これで十分だと思います。
Amazonの定期便などを利用すればさらに安く、配送もされるし便利そうです。
がしかし!繰り返しますが1.5リットル入りのペットボトル6本なんて、
あっという間になくなってしまうのです。
家の近くにあるTESCOに水を求めて買いに行き、重い水を運ぶ毎日・・・
これは・・・!続かない。
カタカタカタカタカタ・・・
最後の坂道で水の入ったトローリーバッグのタイヤの音が響きます。
「今日こそ変わらなきゃ、今日こそ打開策を見つけなきゃ」
痺れてきた手を振りながら、タイヤの音に合わせて呪文のように呟いたのでした。
それで、ロンドンの水道水は飲めるのか?
家に帰るや否や、すぐさまパソコンの前へ!
水を運ぶのはもう限界。水道水の水でなんとかできないのかしら?!
調べてみた答えは・・・
(参照: https://tappwater.co/en/can-i-drink-tap-water-in-london-2/)
えっ・・飲めるの!!!?
ロンドンの水道水は、世界でも最高品質を誇ります。 残念ながら、必ずしもおいしいとはいえないため、ロンドンの人々は近年、水道水が健康に悪いと誤解されています。 よく知られているリスクとして古いパイプやマイクロプラスチックからの鉛などが挙げられます。 水道水の味やこういったリスクを心配している人々にとっては、手頃な価格の浄水器が良い選択肢となるでしょう・・(以下略)
と、いうようなことが書かれていました。
ざっと目を通して、おおざっぱ おおらかな性格の私は「飲める!」と判断。
水にはたいしてこだわりのない私ですが、
早速水道水を直接コップに注ぎ、飲んでみることにしました。
硬水とは、なんなのか。いざ試飲!
今まで、日本で美味しいお水を飲んで生きてきた私ですがここにきて
水道水から流れ出る硬水なるものを試飲。
ん・・・!?
と、目を見開くほど何か衝撃があるかと言われれば、
正直それほど特筆すべきこともなく。
なんか飲みにくいような硬いような(ハードウォーターだからという先入観ありの表現)なんか、重いような。
味はともかくとして日本ですら浄水器をつけていたのに、
イギリスに来て、水道から直接飲むのもなんだか心許ないような・・・
飲めるには飲めることはわかったけれども、
やっぱり美味しく感じないと続かないものです。一日に何度も飲むものですから。
水道水を美味しく飲むための方法とは
その後も水道水から直接飲むと、
変な匂い、とか変な味、と娘が表現するので、調べたり、比べたり、
レビューを色々読んだりしつつ検討の結果・・・
スバリ、これです。Waterdrop NSF Certified 2.5L Fridge Water Filter Jug。
ぱっと見ピンクが可愛いなーという外見からまず惹かれました(笑)
ピンクだけではなく、レモンイエロー・ミントブルー・グリーン・ホワイトなど
キッチンの雰囲気や好みに合わせて色が選べるのも嬉しい♪
スーパーでよく見かけるのはBRITAなので、手軽にカートリッジが手に入りそうで
最後まで迷いましたが・・・。
Water Drop のジャグも、そしてフィルターも、
AMAZONですぐ手に入るので、安心です。
1ヶ月交換タイプが多い中、こちらは3ヶ月持つので、実はコスパも◎でした。
7つの層!で水をろ過して、
より不純物を取り除いてくれそうなこちらに決めました。
説明書きによれば、このカートリッジを通すと・・
- Chlorine(塩素)除去
- Fluoride(フッ化物)除去
- Arsenic (ヒ素)除去
- Mercury (水銀)除去
- Taste and odor(雑味や匂い)除去
- Aluminium (アルミニウム)除去
- Lead(鉛)除去
- Lime scale (炭酸カルシウム)除去
こんなに除去してくれるとのこと。
細かいことはよくわからないけれども、「飲めます」と公言されている水を、
さらにこの7つの層であれだけ除去してもらった後の水ならもう、
きっと美味しく飲めるに違いないと、期待度MAXで購入しました。
(日本でもお世話になっていたAMAZONですが、イギリスにも、ちゃんとあるので安心してください。)
浄水ジャグを取り入れてみて変わった?!飲用水問題!
さて、次の日。我が家にフィルタージャグがやってきました。
BRITAなどもそうでしたが、初回だけ、フィルターをカートリッジを水に沈ませて
洗う作業がありますが、数分程度で終わりますのでご安心を。
フィルターをセットしたら、いよいよ、ろ過開始です。
ろ過スピードは思ったよりも早く、数分でジャグ半量のお水が出来上がります。
早速飲んでみると。
うん・・・?(ここで、甘くて美味しい!とかは書きませんよ。)
普通のお水です。いや、ほんとに!
なんて表現が貧弱な、と我ながら思います。
でもでもですよ、普通にお水だ!っていう感覚が、素直に大事じゃないですか!
普通にお水、って感じられるということは、今まで飲んできたお水と同じである、
イコール違和感がなく、つまりは美味しく飲めるお水!ということなのです。
- 持ちても広くて持ちやすく、ボトル内は洗いやすい。
- カートリッジ部分も取り外しが簡単でお手入れしやすいです。
- ろ過前のお水とろ過後のお水が分かれているから
- 急いでる時でもろ過したお水だけさっと飲むこともできるのが便利でした。
- (ろ過スピードも思っていたより早くてGOOD!)
何よりも重い水を運ばなくてよくなったのが一番の変化。
日本にいた時みたいにお水が飲めるのは、
幸せなことだなぁと、飲めなくなって初めて気づく幸せもありますね(笑)
ロンドンの水道水を飲み始めての変化といえば・・・
さてさて、ペットボトルのミネラルウォーター生活から、
ロンドンの水道水を飲む生活にスイッチしてみての、変化とは・・・?
- 初期コストはかかるけど買いに行かなくていいのはやっぱり楽
- 気にせずガブガブ飲める
- 紅茶にも料理にも炊飯にも、遠慮なく使える
- ゴミが出ないのでエコ
- 広口で部品がバラせるので洗うのが楽&清潔
- お通じが・・・よくなった
- すぐ飲みたい時にろ過が終わっていないと、待ち時間がある
- 取り替え時期お知らせランプの電池がすぐ切れた
- そのままだと冷蔵庫で幅をとる
色々思いついたことを書いてみましたが、飲用水としての役割は
立派に果たしてくれています。とっても便利になりました。
面白い変化の一つとして、「お通じが良くなった」があげられます。
少々便秘がちでよくマグネシウム錠などを飲んでいた私ですが、
さすが硬水。効果を実感しています。
(お子さんがいるご家庭は様子を見ながらが良いかもしれません。)
お腹が緩めに感じるのは一過性の話。当面はこれで落ち着きそうです。
以上が、ロンドンのおいしいお水との出会いなのでした。
→使用からそろそろ3ヶ月経ちますが、快適なお水生活を送れています♪(追記)
色ちがいのマカロンカラーも可愛い♪イエロー・グリーン・ブルーもありました♪