ロンドンの街中(ものすごく端っこですが)は、あちこちで桜が咲き乱れ、
黄色い水仙(Daffodil)が道端で可愛らしく揺れています。
比較的長い間楽しむことができるこのお花、春の訪れを知らせてくれるお花として人々に愛されており、近くの公園では黄金の風が走るようなダファドル畑を春の初めに楽しむことができます。
ロンドンに引っ越してきて3日目にロックダウン生活に入ったのもあって、近所の公園以外出かけたことがない日々でしたが、変わらずコロナ対策は万全に。家を出てから帰ってくるまではマスクを外すことなく、帰宅時のうがい手洗いの徹底と顔を触らないことは守るようにしています。
ロンドンの街中はどうか・・・というと。
公園や、駅前の広場を歩いているだけでも、「人々のコロナ対策緩和の雰囲気」を感じます。もともと、マスクしている人が少ないなというのは感じていたのですが、最近はもう、さらに、マスクはいいんじゃないという空気が流れているののです(笑)
スーパーなどのお店は、店頭に警備員さんが立っていて、マスクがない人の入店を監視してくれているのですが、買い物を終えてお店を出たとたん、鬱陶しそうに顔からマスクを剥ぎ取り、街へ繰り出す人もよく見かけます。
今日現在(2021年4月12日)、ロンドンはロックダウン緩和へ向けて歩みを進めています。クリスマス前からの耐えに耐え抜いたロックダウン。
人と会うのもおしゃべりも大好きなイギリスの人たちからしたら本当に辛く長い道のりだっに違いありません。
イギリスのロックダウン緩和のステップは
3月8日から
全ての学校が再開。放課後の屋外スポーツもOK!
外のベンチなどで座ってコーヒーを飲んでもOKだが、、二人以上は不可。
3月29日から
最大6人での集まりか、2世帯までの集まりなら屋外で会うのは可能になりました。
この緩和を受けて、公園ではピクニックする人が急増。
レジャーシートが一時期売り切れていたり、アウトドア向けアイテムの特設コーナーがスーパーの中にもできたりするほど、アウトドアアクティビティに歓喜。
私も、趣味ピクニック、予定ピクニック、と、広い芝生の上でサンドイッチを食べる喜びを噛み締めました。
実際にこれが、4月最初の公園のある日の様子。
いわゆる「密」に見えますね。マスクをしている人もあまりいない様子。
天気がいいのも相まって、日光浴をしたい人々が殺到。
気持ちよさそうにおしゃべりしていました。
そして、いよいよ!
4月12日、(本日)から
ロックダウン緩和、第二段階へ突入です。
ノンエッセンシャルとされてきた経済活動の一部がOKになるのです。
- 衣料品店などのショップや、ヘアサロン、家電量販店などがオープン
- 図書館などの公共施設が一部再開
- 飲食店はアルコールも含め、屋外テーブルでの提供が可能
- 動物園、テーマパークなどの屋外活動施設が再開
- スポーツジムやプールなどの屋内レジャー施設も再開
- 結婚式は15人まで参列可能
- お葬式は30人まで
- 子供の屋内でのアクティビティは再開
- 運転免許講習再開、運転免許試験は4月22日から可能
ソーシャルディスタンスなど、基本的なルールはそのまま継続で、
まずは屋外での活動から始めてみようと言うのが第二段階の緩和のテーマ。
飲食店は再開されるものの、店内でのイートインはまだ不可というのは比較的慎重な姿勢だなぁという印象です。テーマに沿っているのでしょうね。
店外でのイートスペースがテラス風にある飲食店はいいですが、ない場合は基本的にはテイクアウトのみという形になるようです。
いわゆる6人上限ルールはまだそのまま残り、屋内で違う世帯の方と会う(家に呼ぶなど)はまだできません。が、お庭ならOKということで、広いお庭付きのお家も多いイギリス。子供を遊ばせながらご近所さんとティータイムを楽しむ姿を見る機会も多くなるのでしょう。
次回のロックダウン緩和第三段階は5月17日適用。
緩和第四段階は6月21日適用予定。
いずれも予定であり、感染者数の状態によっては逆戻りの可能性も。様子を見ながら少しずつ・・・緩和されたからといって気まで緩め過ぎずに、コロナ禍を新しい生活様式で乗り越えたいものです。
とはいってもやっぱりお店が開くのはウキウキします!
繰り返しますがロンドンに来てから、エッセンシャルスーパーしか行っていないですからね!(笑)卵と牛乳とレタス以外を買える日が来るとは!
なんとなく嬉しくて、春物のシャツ一枚くらい買いたいなぁと、出かける準備をしている自分がいます。
しかしこう書いてみるとやっぱり、いかに当たり前の日常が当たり前にできることが幸せだったんだなぁと思い知らされます。
シャツを買えるって嬉しいな。
髪を切りにいける自由があるってすごいことだな。
そんな喜びを噛み締めている4月の春の日。
ロンドンでは朝、雪がちらちらと舞って、窓辺で育てていたヒヤシンスの芽に降りてきてはすっと溶けていきました。
そのすぐ後に太陽が顔をのぞかせて、きらりと青空に。
ロンドンの天気ってあっという間に表情が変わるから、不思議です。